今回はつ中学校の習った助動詞「can」と「be able to」の違いについて学んでいきましょう。

というのも先生からこんなことを教わりませんでしたか?

「”can”の代わりに”be able to”でも表現することができます。どちらも「~できる」という意味で、だいたい同じです。」と・・・

さて、これは正解?間違っている?どちらでしょうか?ちょっと考えてみてください。

答えは、「正解」です。

確かにどちらもほぼ同じ意味なんです。

現代英語において実際のネイティブはcan」と「be able to」の使い分けはまったくしないわけではありませんが、どっちを使うかはその時のフィーリングで決めています。

それぐらいの感覚で使っているんです。だから、それほど両者の違いを難しく考える必要はありません。

ですが、結論から言うと両者は「~できる」という同じ意味ですがニュアンスが違います。

今回は、今まで漠然としていた「can」と「be able to」の明確な違いを学んでおきましょう!

「can」と「be able to」を使い分けたほうが良い理由

現代英語ではネイティブもその時のフィーリングで使い分けていると言いましたが、もともとは状況に応じて「can」と「be able to」はきっちりと使い分けていました。

普段の日常会話ではさほど気にすることはありません。

ただ仕事など大事な場面での会話、あるいは書類を書くときに、本来は「can」を使うところを「be able to」を使ってしまうと相手に誤解を招いたり困惑させることがあります。

なので正確な英語で文章を書くとき、話すときは使い分けるほうがいいです。

だからこそ、「can」と「be able to」の明確なニュアンスの違いを知り正確な英語を話せるようにしておきましょう。

そうすることでワンランク上の英語が話せるし、それを聞いた相手も「この人は英語をよく知っているな。」と一目置かれます。

ネイティブはその時のフィーリングで使い分けていますが、それは単に適当に使っているわけではありません。

あくまでも本来のニュアンスの違いを明確に理解している上で、その時のフィーリングで使い分けているだけです。

基本をマスターし正確な英語を話せるようになったところで文法など崩した英語を話すのであればいいですが、基本をマスターせず崩した英語を話してしまうと、それがネイティブにも伝わります。

何より基本を抑えていない英語は相手に品がなく聞こえてしまいます。

まずは英語の基本、正しい型を学ぶこと。その上で型を破った英語を話すのがベストです。

これは英語に限らず私たち日本人が使う日本語にも共通して言えることですよね。

では次の項からいよいよ両者のニュアンスの違いについて学んでいきましょう!

「can」と「be able to」のニュアンスの違いとは?

それでは両者のニュアンスの違いを明確に理解して今までの漠然とした疑問をスッキリさせましょう!

両者の違いを文法的に言うと・・・

can《能力的可能》
できるかどうか能力・権限を表す

be able to《状況的可能》
能力はある、やろうと思えばできるが
状況的にできるか、できないかを表す

「泳ぐ」という行為を例にとっていうと・・・
あなたは泳げるのか、泳げないのかを伝える場合は「can」。

あなたは泳げるけど状況的に泳げるのか、泳げないのか、あるいは泳ぐ気があるのかないのかを伝える場合は「be able to」。

どちらも日本語訳では「~できる」と訳しますが両者にはニュアンスの違いがあるのがわかりますよね。

以下の例文をみてニュアンスの違いを掴んでみましょう!

He can run fast.
彼は速く走ることができる。

単に彼は能力的に「速く走る」の能力をもっているということを伝えているだけです。

He aren’t able to run fast,because he has injured his leg.
彼は足を怪我しているので、速く走ることができません。

本来、彼は能力的に速く走ることができるが、足を怪我している状況なため速く走ることができないことを伝えています。

「can」の注意点

最後に1つだけ「can」を使う場合の注意点に触れておきますね。

いきなり問題です!日本に来ている外国人に「英語を話せるかどうか」を聞く場合は何て言いますか?

Can you speak English?

以外とこう尋ねる日本人は多いようですが、これは間違いではありませんが正解とも言い難いです。

日本語訳は「あなたは英語を話せますか?」ですよね。日本人に尋ねるなら「can」でも問題ないですが、外国人に聞くのはやめておきましょう。

もし相手が英語ペラペラだったとすると、「Can you ~?」と聞いてしまうと失礼になるからです。

逆を考えて見てください。

もし、あなたがアメリカ旅行中に「Can you speak Japanese?」と聞かれたらどうでしょう?

あなたは自分自身をどこからどう見ても日本人と思っているとします。それなのに「Can you ~?」って聞かれたら・・・

「えっ?!私って日本人にみえないのかな・・・。どう見ても日本人だし、わざわざ確認しなくても日本語話せるに決まってるでしょ!」ってなりますよね。

だから、英語を話せそうな外国人相手に尋ねるときは・・・

Do you speak English?

と聞けば間違いがありません。

こう聞けば、「あなたは普段英語を話していますか?」つまり「あなたの母国語は英語ですか?」というニュアンスになります。

ただ、英語圏に旅行に行った時には「Do you speak English?」は逆にNGです。

理由は、日本に旅行中の外国人があなたに「日本語は話せますか?」と聞かれた時と全く同じ心境だからです。

英語圏に住んでる俺に「英語話せる?」って!!!
当たり前だろ!バカにしてんのか?!

ってなるので要注意です。