今回は前置詞の第13弾「about」についていっしょに学んでいきましょう!
「about」は「位置関係」を表すときに使う前置詞ですが単に場所だけではなく「物事」「モノ」「人」「時間」といったもにも使われます。
それではまず「about」がもつイメージを掴んでいきましょう!
前置詞を使いこなすためのコツとは?
「about」のイメージにいきたいところですが・・・・
ここで改めて「前置詞を使いこなすにはイメージが大事なのか?」改めて伝えておきます。
このサイトでは前置詞は「まずイメージが大事」とくどいように言ってますよね?
その理由は前置詞は単に意味を暗記しただけではいつまでたっても使いこなせるようにならないからです。
完璧に丸暗記したとしてもです。
なぜなら前置詞と結びつく単語によってさまざまな意味やニュアンスが生まれるからです。
今回学ぶ「about」の意味はというと・・・・
学校で「約」「周り」って習いませんでしたか?
いざ「about」を使った英文を日本語に訳そうとしたとき「約」「周り」という意味ではしっくりこないという経験はありませんか?
前置詞は単に意味を覚えても他の品詞と結びついた時の意味は無限に広がるからです。
そこで臨機応変に前置詞を使いこなすためには意味ではなく、その前置詞がもつ「イメージ」を掴むことです。
意味ではなくイメージです。
イメージさえ掴んでおけば、そのイメージから「この場合は○○○と訳せばいいだな!」と臨機応変にしっくりとくる日本語に翻訳することができるようになります。
くどいようですがネイティブのように前置詞を臨機応変に使いこなすには意味だけを暗記するのではなくイメージをしっかりと掴んで理解すること!
これこそが前置詞を使いこせるようになるための最短の方法であり他に方法はありません!
では「about」のイメージからいきましょう!
「about」のイメージをしっかり掴もう!
前置詞「about」がもつイメージは・・・・
あるものの周りに漠然と
です。
あるものが別の対象となるあるものの周りにぼんやりと存在している状態といったほうがイメージがわきやすいですかね。
対象となる「あるもの」は場所・人・モノ・事柄・時間とさまざまなです。
それらの周りにぼんやりと存在するものを表すときに「about」を使います。
今はイメージがなんとなくしかわかなくても大丈夫です。
これから例文に触れていけば「about」がもつイメージを徐々に掴んでいけるようになります。
「about」の意味とは?
イメージをなんとなくでも掴んだところで今度は意味を学びましょう!
「about」の意味は・・・
- ~のあたりに
- 約(およそ)~
- ~に関して(~について)
- ~頃に
以上の5つが「about」を日本語に翻訳したときの主な意味です。
例文を使って「about」の使い方をマスターしよう!
最後に例文を見ながらイメージを掴んでいきましょう。
《例文①》
My house is around Takamatsu station.
私の家は高松駅のあたりです。
「あるものの周りに漠然と存在している」状態をイメージしてみてください。
私の家は高松駅周辺にあるのはわかりますが、はっきりとどこにあるかはわかりませんよね?
高松駅の近くにあるのはわかるけど正確な場所はぼんやりとしています。
これが「about」のイメージですね。
《例文②》
The population of Takamatsu city is about 300,000.
高松市の人口は約30万人です。
もう一度イメージを思い出してください。
「あるもの(対象物)の周りに漠然と」でしたよね。
ここでの対象となるものは「30万人」です。高松市の人口は30万人の周りに漠然としているわけです。
つまり30万未満か以上かはわからないですよね。
正確にはわからないけどおおよそ何人かわかるとき、知っているけどあえて漠然と言いたいときに使います。
だんだん「about」のイメージが掴めてきましたか?さぁ!次の例文へいきましょう^^
《例文③》
Please tell me about the accident.
その事故について教えてください。
イメージを再度思い出してください。
ここでの対象となるものは「the accident(その事故)」ですよね。
事故の周りにぼんやりとあるものだから、事故の話しを中心にその周辺、つまり関連する情報も教えてほしいってことです。
例えば・・・
I think about her.
I think of her.
2つの英文を翻訳するとどちらも
「私は彼女のことを考えている」です。
②の「think of ~」は考える焦点が「彼女そのもの」に向いています。
「of」がもつイメージは「所属していたところから一部を取り出す」でしたよね。
つまり「think of her」は彼女に関連することの中から「彼女だけ」を取り出して考えているニュアンスです。
《例文④》
I’m still very upset about yesterday.
私は未だに昨日のことを怒っているよ!
対象となるものは「昨日のある出来事」ですね。そのある出来事が何かはハッキリとは言わずに濁しているニュアンスが伝わりますね。
《例文⑤》
I wake up at about 6 every morning.
私は毎朝6時頃におきます。
対象となるのは「6時」です。6時を中心としてその周りの時間を表しています。
ということは、つまり「6時頃」となるわけです。
以上5つの例文をあげてみましたが「about」がもつイメージは掴めましたか?
いまいちピンと来ていない方は「bout」がもつイメージを意識しながら再度例文を見てみましょう。
また自分ならどんなときに「about」を使うでしょう。日常生活や仕事しているときどんな場面で使うか想像してみましょう。
そうすることでよりイメージを掴めるようになりますよ^^