「人やモノの特徴や自分の気持ちを表現したいけど英語でなんて言えば良いのかわからない・・・。」
そんなときによく使うのが形容詞(Adjective)です。今回は英会話での形容詞の基本的な使い方について学習してみよう。
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形容詞(Adjective)とは
名詞を就職する働きを持つのが形容詞です。つまり、ある名詞の特徴を具体的に表現、説明するために使います。
また、英語で形容詞を使う場合、単語によっては形容詞を置く場所が変わってくるので注意しましょう。
人の見た目、体型などを表現する形容詞
身長(Height)を説明する場合
基準は「medium-size」として、「short(背が低い)」「tall(背が高い)」と形容詞で表現します。
体型(body type)を説明する場合
細い体型を表現する場合
基準を「medium-size」として「slim」「skinny」「thin」の3タイプを使います。
これらはすべて「細い」という意味ですが、それぞれニュアンスが違うので、しっかりそれぞれの違いを抑えておきましょう。
- slim・・・スタイルが良いという意味で「thin」よりもポジティブな意味で使う
- skinny・・・”細すぎる”というニュアンスを持つ
- thin・・・見た目が”普通に細い”場合に使う
ニュアンスイメージ的には・・・
Slim = Thin > skinny
《例文》
She is slim.「彼女はスラっとしてスタイルが良い」ニュアンス
She have a slim waist.「彼女のウエストは細くてくびれている」ニュアンス
She got skinny.「彼女はガリガリにやせ細った」ニュアンス
She is sukinny.(彼女は華奢でほっそりしている」ニュアンス
太った体型を表現する場合
基準を「medium-size」として「fat」「chubby」を使う。
- fat・・・太っている
- chubby・・・ふっくらしている、ポッチャリしている
※「chubby」は子供や赤ちゃんに向けてよく使われる形容詞で、「fat」と比べると”少しだけ太っている”というニュアンスになります。
ニュアンスイメージとしては・・・
fat > chubby
筋肉質(muscular)な体型を説明する場合
「muscular」の意味は英語辞書では、「筋肉が隆々とした」「筋骨たくましい」「筋肉のがっしりした」「力強い」といった意味になります。
■musclarで体型を表現する場合は・・・
- muscular body・・・筋肉質なたくましい体型(=muscular build)
- muscular arm ・・・筋肉質でたくましい腕
- muscular back・・・筋肉質な背中
■muscularのその他の使い方
- muscular approach・・・頑なな姿勢、強固な取り組み
- muscular ache・・・筋肉痛
- muscular anatomy・・・筋肉の解剖学
- a muscular man・・・筋肉質の)たくましい男
髪を表現する場合
髪型(Hair style)
- wavy・・・ウェーブがかかった髪
- long・・・長い髪
- bob・・・短い髪
- bum・・・束ねた髪
髪色(hair color)
- light brown・・・明るい茶髪
- blond・・・金髪
- black・・・黒髪
- dark brown ・・・濃いい茶の髪色
- grey・・・白髪
※英語では、髪色が明るい場合を「fair」と言います。それに対して髪色が黒い場合は「dark」で表現します。
もっと具体的に言うと・・・
■「fair」のニュアンスは、(人が)肌が白く金髪の、(肌が)色白の、(髪が)金髪の,ブロンドの場合に使います。
※このように「 fair」 は”肌が白く髪が金髪で目の青い”を表現する場合に使います。
■「dark」のニュアンスは肌や髪、目が黒っぽい場合に使います。
人の内面・性格などを表現する形容詞
それでは人の内面・性格といった特徴をポジティブ、ネガティブの両面から覚えていきましょう。
- kind(親切な) ⇔ unkind(不親切な)
- generous(気前の良い) ⇔ mean(ケチな)
- honest(正直な、誠実な) ⇔ dishonest(嘘つきな、信用できない)
- strong(芯の強い、強気な) ⇔ weak(芯の弱い、弱気な)
- optimistic(楽観的な) ⇔ pessimistic(悲観的な)
- relaxed(リラックスした、落ち着いた) ⇔ nervous(神経質な、不安な)
- cheerful(元気な、朗らかな) ⇔ miserable(惨めな、不幸な)
- hard-woking(勤勉な、頑張り屋) ⇔ lazy(のろま、だらしない)
- clever(賢い、器用) ⇔ stupid(間抜けな)
人と会った時の感情を表現する形容詞(文法表現)
日常では人と会ったり、誘われたろすることはよくありますね。そんな時に、これからご紹介する英文法の表現は覚えておくと便利です。
・I’m glad to see you.
(あなたに会えて嬉しい)
・I’m happy to see you.
(あなたに会えて幸運だ)
・I’m glad to be invited to dinner.
(夕食に招待してくれて嬉しいわ!)
このように、英語で表現する場合は「1つの型(語順)」に沿って、あとは「自分のそのときの気持ち」を形容詞で、次に「その気持ちに至った行動」を動詞で表現すれば良いだけです。しっかり覚えて日常会話でよりコミュニケーションを取れるようにしておきましょう!
■文法で実際に使う場合
I’m +《感情を表す形容詞》+ to~ の語順になる
I’m + pleased
I’m + happy + to~
I’m + glad + to hear that~.
I’m + great + to see you.
I’m + nice
※上記のように「I’m」のすぐ後には「気持ちを表す形容詞」、そして「to」の後には「何をしてそういう気持ちになったのか」という行動を入れるため「動詞」を使います。
この表現の仕方は、「人と会ったとき」「人に誘われたとき」など日常会話ではよく使われるので覚えておきましょう。
「I’m」の後の形容詞と「to~」の後の動詞をたくさん覚えておけばおくほど、自分の気持ちを相手により豊かに伝えることができます。
形容詞の使い方《実践編》
最後に、実際に文章中で形容詞をどういうように使うのか、どういう順番で使うのかを実践的に学んでいきましょう。
形容詞を使う場合の優先順位
英文中に形容詞を使う場合、実は形容詞によって英文中に置いてく、使っていく順番があります。
学生時代に学校で、そんな順番というか優先順位があることを習ったのかまったく覚えてませんが・・・。実は形容詞には優先順位があるということなので、ここはしっかり抑えておくことにしましょう。
形容詞を使う優先順位
NO.1・・・Opinion(意見や特徴を表す形容詞)
- beautiful
- kind
- famous
- wonderful
- delicious
NO.2・・・Size(大きさを表す形容詞)
- large
- tall
- little
- short
- midium
NO.3・・・Age(年齢を表す形容詞)
- young
- middle
- old
NO.4・・・Color(色を表す形容詞)
- red
- black
- pink
- blue
- white
NO.5・・・Nationality(国を表す形容詞)
- Freek
- Japanese
- Mexican
- Chinese
- Native american
NO.6・・・Material(素材や物質を表す形容詞)
- metal
- glass
- plastic
- silk
- leather
おさらいすると・・・・・
- Opinion
- Size
- Age
- Color
- Nationality
- Material
実際に形容詞を英文中に使う場合をしっかり覚えておけば、いつでも形容詞を使って人やモノの特徴や自分の気持ちなどを表現することができます。
形容詞を使ってみよう!《実践編》
以下の英単語(形容詞)を使って実際に作ってみましょう!
■例題①
どんな人かを伝えるために以下の英単語を並べ変えてみよう!
「a 」「Japanese」「kind」「young」「man」
使う順番は「意見」「大きさ」「年齢」「色」「国」「素材」の順でしたね。
《答え》
a kind young japanese man
kind ・・・・・ 1.Opinion
young ・・・・・ 3.Age
Japanese ・・・ 5.Nationality
■例題②
髪の色を伝えるために以下の英単語を並び替えてみよう!
「long」「black」「beautiful」「hair」
《答え》
beautiful long black hair が正解!
beautiful ・・・ 1.Opinion
long ・・・・・ 2.Size
black ・・・・・ 4.Color