今回は前置詞の第20弾「around」についていっしょに学んでいきましょう!

英語の前置詞を使いこなすには辞書に記載されている意味を単に暗記してもダメでしたよね。

なぜなら前置詞は状況によってさまざまなニュアンスを持つからです。

今回もまずは「around」がもつイメージを掴んで「around」がなぜこういった意味になるのかを理解することからはじめていきましょう。

「around」がもつイメージと意味を理解しよう!

まずは「around」がイメージをしっかりと掴みましょう!

「around」がもつイメージは・・・

あるものの周りを完全にぐるりと囲んだり回ったりしている

です。

前置詞「around」のイメージ

イラストからもわかるように、
あるものの周りを囲っている状態あるいは周りを回っているイメージが湧きますよね。

このイメージから「around」には・・・

  • ~の周囲に
  • ~を回って
  • あちこちに
  • ~のそばに

といった意訳がよく使われます。

では事項で例文を使って「around」の実際の使い方を掴んでいきましょう!

例文を使って「around」の使い方をマスターしよう!

今から例文をいくつか見ていきますが「around」のイメージを意識しながら見ていきましょう。

イメージを意識して意訳を見ることで「around」のニュアンスが掴みやすくなりますからね。

《例文①》
Please sit around this desk.
この机を囲って座ってください。

※ここでは「~の周りに/~を囲って」というニュアンスで使われていますね。

これは「around」がもつ基本イメージなのでわかりやすいですね。

《例文②》
He is going to travel around the world next month next month.
来月、彼は世界一周の旅行に行く予定です。

※ここでの「around」は「あるものの周りを回る」イメージから「世界一周」というニュアンスになります。

「世界をぐるりと回る」ということはつまり「世界一周の」ってことですよね。

《例文③》
I was supposed to meet my friend around an hour ago.
1時間ほど前に友達に会うことになっていました。

※「be supposed to ~」で「~することになっている」という意味で日常的によく使われるフレーズです。

ここでは「around an hour ago」となっていますよね。

直訳すると「1時間前の周りで(に)」となります。つまりニュアンスとしては「1時間ほど前に」となりわけです。

《例文④》
The police station is just around that corner.
交番はすぐその角を曲がったところです。

※ここでは「around」がもつ「あるものの周りを囲っている、回っている」イメージから派生して「~を曲がったところ」というニュアンスとしても使われます。

ちなみに「around the corner」には

  1. 角を曲がったところ
  2. (時間的に)もうすぐ

という2つの意味があります。

例えば・・・

The exam is just around the corner.
試験はもうすぐです。
試験が近づいてきている。

といったように「もうすぐ」「すぐそこに近づいて」といったように時間が差し迫っているニュアンスを表現することができます。

ネイティブは意外とよく使う表現なので覚えておきましょうね。

《例文⑤》
May I look around the house?
家の中を一通り見て回っていいですか?

※ここでの「around」は「家の中をぐるりと回る」というニュアンスで使っていますね。

他にも・・・
Let me show you around the office.
当社をご案内いたします。

※「Let me + 動詞の原形」で「(私に)~させて」「~してあげよう」という意味です。

「around」と「about」の違いは?

最後に「around」と「about」のニュアンスの違いについておさらいしておきましょう。

違いを明確にするためには両者のイメージを理解する必要があります。

以前「about」のイメージについて学びましたよね?

参考までに両者のイメージを改めて明確にしておきましょう!

《aboutのイメージ》
あるものの周りに漠然・ぼんやりと存在しているイメージ

《aroundのイメージ》
あるものの周りをぐるっと囲んだり回っているイメージ

2つの前置詞がもつイメージは掴めましたか?

実際に時間を例にしてニュアンスの違いを明確にしていきましょう。

Please come about 10 o’clock.
Please come around 10 o’clock.

どちらも日本語に訳すと「10時頃に来てください。」となりますがニュアンスが違います。

結論からいうと「about」と「around」を時間的な側面から比較すると「aroud」の方が「about」よりも時間的な幅が広いです。

これは時間的なものに限らず空間的な範囲にも使えます。
つまり「about」の方が「around」よりも範囲が狭い、限定されています。

「about」は「あるものの周りに漠然と」と「漠然」という言葉から「around」よりも広い範囲に思えるかもしれませんが逆です。

それは「around」は「周りをぐるっと囲んでいる」ことからより広い範囲を指します。

この違いから見ていくと・・・

《about 10 o’clock》は10時に限りなく近いイメージ

《around 10 o’clock》は10時の30分前後と範囲が広いイメージ

となります。

この理由は、

「about」のイメージは「あるものの周りに漠然と」でしたよね。つまり「あるものの周辺」といったニュアンスです。

これに対して「around」は「あるものの周りをぐるっと囲って」でしたよね。つまり「あるものの周囲」というニュアンスです。

この「周辺」と「周囲」という微妙なニュアンスの違いがあります。

細かい話をすると・・・

  • 「周辺」はある点(もの)を中心とした範囲
  • 「周囲」はある点(もの)の周りを囲む範囲
  • この微妙なニュアンスの違いが「about」「around」を英語で表現した場合の違いを生んでいるというわけです。

    ま~ここまで詳しく掘り下げていくと余計に頭が混乱しそうですよね(汗)

    実際にはここまで理解する必要はありません!

    単純に「about」の方が「aroud」よりも範囲が狭い、より近いイメージがあると覚えておけばOKです。

    例えば

    What time will you come tomorrow?
    明日は何時に来るの?

    と聞かれた場合

    1. I will go about 7pm.
    2. I will go around 7pm.

    どちらも「午後7時に行くよ!」という意味だけど

    ①はは夕方7時の5~10分前後
    ②は夕方6時半から7時半の間

    といったイメージです。

    ※ちなみに何分前後までが「about」か「aroud」かという明確な基準はありません。

    あくまでも個人的な感覚によるのでどちらを使うかはその時の状況とあなたの時間的な感覚によります。

    ちなみに・・・

    「この辺にいてください」はネイティブは「around」を使うことが多いです。

    「Please stay aroud here.」

    以上「around」と「about」の違いについて学んできましたが本当にこの2つは微妙なニュアンスの違いなので自分だけのルールを決めて使い分けるのでもいいです。

    ちなみに私のルールは・・・

    時間・数量的なこと ⇒ about
    場所的なこと ⇒ around

    としています。

    全体ではないですが概ねこのルールですがたまに気分的に変えることもありますかね。