今回は「be to do」の形、いわゆる「be to」構文と呼ばれる用法についていっしょに学んでいきましょう。

「be to」構文は日本では高校で習いましたよね?
覚えていますか?

日本では「be to構文には予定・未来・意図・義務・運命」の5つの用法があります。そして・・・・。」というよに習いましたよね。

なんとも掴みどころがない用法なので理解できてない人も多いのではないでしょうか?

結論から言うと「be to」構文は予定・未来・義務・・・・なんて覚え方をしてはダメです。

つまりきっちりと覚えるのではなく適当に覚えていいかげんに使う用法なんです。

「えっ!?適当に覚えていいかんげんに使うって・・・」と思うかもしれませんがそれこそが「be to」構文の正しい覚え方です。

「そもそも「be to」構文って何?」
「なぜ適当でいいのか?」
「いいかげんに使うってどういうこと?」

これらを順にわかりやすく解説していきます!

「be to」構文とは何?

まず下記の例文を見てみましょう!

be to構文とは

例文の「is to go」の部分が「be to」構文です。基本的な形は・・・

be to do (be to + 動詞の原形)

つまり「to do」の部分が不定詞になっています。

それはさておき「be to」構文とは一言で簡潔にいうと助動詞の代用品として使う用法です。

助動詞はみなさんもご存知ですよね?

「wii」「can」「should」「may」「must」などが代表的な助動詞で中学校で習いましたよね。

「will」は「~するつもり」といったように未来を表す助動詞ですよね。「can」は「~できる」と可能を表します。

このように上記した5つの助動詞のそれぞれの意味をとって日本では「予定」「可能」「意図」「義務」「未来」といった5つの用法があると習うわけです。

でも、冒頭に言ったように、この「be to」構文どの意味かなんてきっちりと覚える必要はありません。

相手が使った場合、どの意味で使ったなんて正確に見分ける必要もないんです。

そして使う場合も正確に使い分けるのではなくいいかげんに使えば良い用法です。そう適当でいいんです。

なぜかというと次の項で詳しく解説します。

適当に使う理由と「be to」構文の起源とは?

日本では試験に出るので「be to」構文はきっちりと覚えて使い分けないとダメ!きっちり見分けないとダメ!と教わります。

ところがネイティブからするときっちり覚える必要もなければ、どの意味で言ったのかなんて性格に見分ける必要はないという考えです。

その理由を説明するにはヨーロッパの、そして英語の歴史から話さなければいけません。

歴史なんて興味ないし、そこまで詳しく理由を知る必要はないって方はここはスルーしてください。

でも以下の説明を聞いてもらえれば「なぜ適当でいいのか」納得してもらえるはずです。

まず下記の地図を見てください^^

be to構文の由来について

ず英語の由来からですが、もともと英語の始まりは古英語(古期英語ともいう)です。

西暦375年頃、当時のドイツは北アジアの遊牧騎馬民族のフン族の進出やドイツ自体の人口の増加といった政治的な理由から新たな土地を求めて移動を始めます。

これを「ゲルマン人の大移動」といいその後200年ほど続きます。これが第一次ゲルマン人大移動です。

もともととドイツには西ゴート族・ブングルド族・アングル族(正確にはアングレ族)・サクソン族・フランク族・ヴァンタル族といったいくつかの民族がいました。

そしてそれぞれの民族が各方面への移住を始めるわけですが、その中のアングルサクソン族がブリタニア(現イギリス)へ土地を求めて移動をします。

その当時、イギリス本土ではケルト族がいてケルト語を使っていたのですがアングルサクソン族はゲルマン語を使っていました。

このケルト語とゲルマン語が混ざってできたのが「古英語」です。前述したようにこの古英語が現英語の始まりなんです。

ちなみにイギリスのことをイングランドとも言いますよね。イングランドはアングレランドの発音がなまったものです。

アングレランドとはアングレ族の土地という意味なのでケルト系のイギリス人はイングランドと言われるのを嫌います。(余談ですが・・・)

代は流れ西暦1066年に大事件が起きます。

今はフランスになっていますが、この当時ノルマン人がフランスに侵入しフランス北部に国を築きます。これがノルマンディー公国(ノルマン公国ともいう)です。

そして1066年にイギリス国の王位継承を巡り当時のノルマンディー公ウィリアムがイギリスへ侵略し当時のイギリス国王ハロルド2世を倒しノルマン朝としてイギリスを支配します。これがノルマン人の征服です。

そしてこのノルマン征服こそが「be to」構文の発生に関わっているんです。

やっと「be to」構文が出てきましたね。

時のイギリスにはアングレ族・サクソン族・ケルト族の3民族がいて古英語を使っておりノルマン人はフランス語を使っていました。

そこでイギリス征服を果たしたノルマン人は3民族を奴隷として使うために古英語ではなくフランス語を使うように指示し教えこもうとします。

ところがフランス語は非常に面倒くさい言語であることと、朝から晩まで奴隷として働かされていたためフランス語を覚える時間がないことが理由で一向にフランス語を話せるようにならなかったんです。

このままではいつまでたっても言葉が通じず思うように奴隷として使えないと考えたノルマン人は仕方なくフランス語を教えることを諦め、逆に古英語を自分たちが使うことにしたわけです。

して当時の古英語でも使われていた用法があります。それが以下の用法です。

①be able to
②be going to
③be supposed to

この用法は現英語でも使われていますよね。ちなみにそれぞれ「can」「will」「should」とニュアンスは違いますが意味的にはほぼ同じですよね。

ノルマン人はこの「be able to」といったようにいちいち「be」と「to」の間に単語を挟む表現を面倒くさがり、間を抜いて「be to」としても意味は通じるだろうということで省いてしまったんです。

これが「be to」構文の発生源です。

これでやっと、なぜ「be to」構文は「予定」「可能」「許可」「意図」「運命」ときっちり覚える必要もなければ正確に使い分ける必要がないのかわかりましたよね!

ノルマン人が面倒くさがって適当に使おうということで生まれたのが「be to」構文なわけだから、元々が曖昧な用法なんです。

曖昧な表現法として生まれたわけだから日本の授業のようにきっちりと意味を使い分ける必要がそもそもないわけです。

だから実際にネイティブも「be to」構文を使うときは曖昧にしたいときに使っています。つまりいいかげんに使ってるんです。

では実際にどうな風にいいかげんに使っているのかを最後の項で見ていきましょう!

「be to」構文の適当な使い方とは?

まず下記の例文を見てみましょう!

be to構文の例文

この例文の意味は・・・・

「私は今晩、トムに会うつもりだし、会わなければいけない。」

となります。

このように「会うつもりだ」「会わなければいけない」という2つの意味があります。

こんなとき、ネイティブは「いちいち2個言うのは面倒くさいな・・・。だったら「will」「can」「may」「should」「must」と全ての意味をもっている「be to」で言っちゃえばいいや!」と考えて使います。

だけど、それだと聞いた人は相手がどの助動詞の意味で「be to」を使ったのかわかりませんよね?

でも前後の文から相手はどの意味で使っているのかだいたいわかります。

とは言っても実際のところ「will」「can」「may」「should」「must」のどの意味で使っているかなんて本人に聞かない限りわかりませんよね。

でもわざわざ聞かないでください。

わからなかったとしても「be to」を使っている時点で相手は曖昧にしているわけです。つまり正確に意味が伝わらなくてもいいと思って「be to」構文を使ってるんですから。

もちろんわかればいいけど、わからなくても「何か言いたかったんだろうな~」ぐらいで軽く聞き流せばいいんです。実際にネイティブにとっては「be to」を使うということは話し手・聞き手の両者にとってそれくらいの感覚なんです。

日本人はなんでもきっちりと理解しようとします。もちろん英語においても用法は正確にきっちりと覚えなければいけません。

でも今回の「be to」構文は例外です。第2項で「be to」構文という用法が生まれた理由を知れば「適当でいいんだ!」って納得できますよね。

英検やTOIECの試験を受けるのであれば話は別ですが、当サイトはあくまでも英語で日常会話ができることを目指しています。

といっても当サイトの記事を網羅してもらえれば試験対策にも十分対応していると自負していますが・・・。

あなたなら「be to」構文をどんな場面で使いますか?イメージしてみましょう!

英語は単語や用法を覚えるだけではいつまでたっても話せるようになりません。自分なら旅行先で、仕事場で、日常生活のこんな場面で使うな~というのをイメージしてください。

そして、それをわからない単語があれば辞書を見たりスマホで翻訳してもOKです。

とにかく英文にしてみましょう!英文にしたら今度は必ず声に出して言ってみましょう!

これを繰り返すことでいざ英語で話そうとするときの瞬発力が磨かれます。