今回は前置詞の第8弾「by」についていっしょに学んでいきましょう!
使いこなすにはまず「by」がもつイメージをしっかりと掴むことが先決です。
そうすれば意味を理解することができるので「by」の使い方をマスターできます。
それでは早速いってみましょう^^
「by」のイメージを掴もう!
まず前置詞「by」がもつイメージをイラストを見て掴みましょう。
イラストのように、ある人やもののすぐそばで支えたり、補佐したりしています。
支えたり補佐するということは、ある人やものに少なからず影響を与えています。
他にも、そばにあるものを使って遠くの目標を達成させる「手段」というニュアンスもあります。
これが「by」がもつイメージです。
安心してください!
今はピンときてない人も「by」がもつイメージを意識しながら例文に触れていけば必ずしっくりくるようになります。
例文に触れる前に次の項で「by」の意味を学んでいきましょう。
「by」の意味を理解しよう!
「by」のイメージを学んだところで次は意味を理解していきましょう。
「by」の意味は主に・・・
以上の5つです。
①の「~よって」はみなさんも知っていますよね。意外と知られていないのが②の「~のそばに」です。
たしかに「near」も「~のそばに」という意味ですが「near」よりも「by」のほうがより近いときに使います。
ではどこからが「by」なのかというと明確な規定はありません。
「near」と「by」のどちらを使うかはその人の感覚です。要はどちらを使ってもいいってことです。
このように意味をみてみると「by」がもつ「ある人やもののそばで支えたり補佐したりして影響を与えている」イメージが湧いてきませんか?
イメージをしっかりと掴むためにも次の項では実際に例文をみてみましょう!
例文を使って使い方をマスターしよう!
では実際に「by」を使った例文に触れてみましょう!
再度「by」がもつイメージを思い出してくださいね。
イメージを意識しながら例文を見ていくことでより「by」がもつイメージを感覚で掴むことができます!
それでは早速見ていきましょう!
《例文①》
This landscape painting was painted by famous artists.
この風景画は有名な画家によって描かれた。
有名な画家によって描かれたという意味からも「あるもののそばで支えて影響を与える」という「by」のイメージが湧きますよね。
《例文②》
Can I pay by credit card?
クレジットカードで支払えますか?
ただ「~によって」と「~を用いて」は意味合い的には同じです。
なので、ここでは支払いの手段として「クレジットカード」を使うので「~用いて」という意味のほうがしっくりきますよね。
実際に訳すときは「用いて」ではなく「~によって」と訳したほうが自然な感じはします。
《例文③》
I go to work by train.
電車で通勤しています。
「by」のイメージを意識して「by train(バスによって)」をもう一度見てください。
バスが私の通勤に影響を与えているイメージですよね。
《例文④》
I will send the materials by e-mail.
資料をメールで送ります。
つまり直訳すると「メールを経由して資料を送る」ですよね。
ただメールという「手段」で資料を送るので意味合い的には「~によって/~を用いて」と同じです。
《例文⑤》
My house is by the pond.
私の家は池のそばにある。
前述したようにここは「near the pod」でもいいですが池のすぐそばにある感じを出したいなら「near」よりも「by」のほうがより近い感覚を相手に与えることができます。
「~のそば」という意味で他にも皆さんが使っている英単語があります。
「バイパス」ってありますよね。渋滞を避けて車を迂回させるために設けた道路のことです。
車を運転する人はなにげに「バイパス」って使ってませんか?英語で書くと「by-pass」です。
「by-pass」は「by(~のそば)」と「pass(通り抜ける)」という別々の単語を1つにまとめた単語です。
なので間に「-(ハイフォン)」を入れます。
図のように本線が渋滞したときに渋滞を避けるために本線のそばに設けられた通り抜けのための道路。これが「by-pass」です。
《例文⑥》
I have to go home by pm 6 o’clock.
午後6時までに家に帰らないといけない。
午後6時という時間が私に影響を与えているイメージですね。
以上6個の例文をあげてみましたがイメージは掴めましたか?
さらにイメージを掴むためにも実際に自分でどんなときに「by」を使う考えてみましょう。