今回は前置詞の第6弾「from」についていっしょに学んでいきましょう!
「from」も「to」「for」と同じく方向を指すときに使う前置詞ですが2つとはイメージがまったく違います。
まずはこれまで紹介した前置詞と同じく、まずはイメージをしっかりと掴んでいきましょう。
その上で意味を覚えれば「from」の使い方は完璧にマスターできます!
「from」が持つイメージと意味とは?
まずは下のイラストを見て「from」が持つイメージをしっかりと掴んでいきましょう!
このように「from」はある「起点」から出発し離れていく、旅立っいくイメージです。
この起点は「場所」「時間」以外にも「数量の起点」や「物事の起源」「原材料」も表します。
- ~から
- ~によって
という2つが主に使われる意味です。
この「~から」「~によって」という意味からも起点から離れていくイメージが浮かびますよね。
この「離れていく」イメージがとても大事なんです。
なぜなら英語の文法や用法によては「from」を「~から」と訳さない場合があるからです。
そのときにこの「離れていく」というイメージがいきてくるんです。
例えば・・・
I can not tell cabbage from lettuce.
私はキャベツとレタスの区別がつかない。
そしてこの場合の「from」は「~と違って」「区別して」という意味として使います。
この時にレタスを起点として、キャベツが離れているイメージを思い浮かべることができれば・・・
I can not tell cabbage from lettuce.
この文のニュアンスがなんとなくでも理解できるはずです。
では実際に例文を見ながら「from」が持つイメージをしっかりと掴んでいきましょう。
例文を使って「from」の使い方をマスターしよう!
早速「from」を使った例文を見ていきましょう!
起点から離れていくイメージを思い浮かべながら例文を見ていくとだんだんと「from」がもつイメージを掴んでいけるはずです。
以下に例文とイラストで「from」のイメージを掴んでいきましょう!
《例文①》
When is the fast train from Okayama Station?
岡山駅から始発が出るのは何時ですか?
《例文②》
How long is the commute from your house to office?
家から会社までの通勤時間はどれくらいですか?
《例文③》
It takes 30 minutes from here to the nearest station.
ここから最寄りの駅まで30分かかります。
《例文④》
I work from 8 am to 5 pm.
私は午前8時から午後5時まで働いています。
《例文⑤》
Could you say that from the beginning?
最初から話していただけますか?
《例文⑥》
Beer is made from barley.
ビールは麦からできています。
《例文⑦》
I am from Okayama Prefecture.
私は岡山県出身です。
この場合、私が岡山県以外に住んでいれば岡山県から離れているので「岡山県出身」というニュアンスになります。
ただ、注意したいのは岡山県出身で今現在も岡山県在住の場合もありますよね。
この場合は・・・
I am from here.
直訳すると「私はここから来た」になりますよね。つまり「地元の人間」ですってことです。
前置詞「from」のまとめ
今回は方向を示す前置詞「from」について学んできましたがイメージは掴めましたか?
方向を示す場合に使う前置詞は「to」「for」「from」の3つでしたね。
最後に「from」がもつイメージを簡単にいうと・・・
「to A」「for A」が「A」に向かっていくのに対して「from A」は「A」から離れていくイメージです。
つまり「to/for」と「from」は相反するイメージをもっているってことです。
このイメージをしっかりと掴んでいれば「from」「to」「for」の前置詞はちゃんと使いこなすことができます。
「いまいち掴めてないな・・・」って方は「from」のイメージがしっかり掴めるまで例文を見返してみましょう!