「How come」と「Why」は、どちらも「どうして?」「なぜ?」という同じ意味で相手に理由を尋ねるときに使う定番の単語です。
でも、いざ英会話で使うとなると、どっちを使った方がいいのだろう・・・・?と迷ってしまうことがある。
それに、どちらもまったく同じ意味なのに言い方が違うってことは「How come」と「Why」の2つには何か違いがあるのでは・・?と素朴な疑問を抱くのは私だけだろうか。
そこで、今回は「How come」と「Why」の違いと使い方について備忘録として残しておくことにする。
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「How come」と「Why」は同じ意味だけど何が違うの?!
「How come」は「Why」と比べると”砕けた、やさしい言い方”になります。
そして口語的な単語になるので、会話中に主に使う単語で文章ではあまり使われない単語だということを覚えておこう!
また、使うシチュエーションとして親しい友人や間柄の人には「How come」でもいいが、そうでない場合は「Why」を使うのがいいかもしれない。
「How come」「Why」、それぞれの疑問文での注意点
この2つの単語は前述したように同じ意味だが疑問文として使う場合は注意が必要です。
単純に「なぜ?」「どうして?」と聞く場合は「Why?」「How come?」でOK。
注意が必要なのは、「なぜ(どうして)~なの?」と聞く場合だ。
なぜなら、「Why」「How come」の後に続く品詞(語句)の順番が違ってくるからだ。
「Why」の場合は、その後に”疑問文”が続くのに対して、「How come」の後には”普通文”が続きます。
例を出すと・・・・
「Why is she crying?」というように、「is she crying」と疑問文が続く。一方「How come she is crying」と「主語+動詞」となる。
もう少し例を出してみよう。
「彼はなぜ学校に行かなかったの?」で比較してみると・・・・。
「Why didn’t he go to school?」
「How come he didn’t go to school?」
となる。
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「How come」と「Why」は、なぜ同じ意味なのか?
最後に個人的な素朴な疑問だけど、そもそもこの2つの単語は、なぜ同じ意味として使われるようになったのか?ということだ。
そこまで気にする必要はないけれど性格的に、こういう細かいことは気になる性分・・・・。
ところが、実際にネイティブに「なぜ2つの単語は同じ意味になるの?」と聞いてもわからないようだ。
ネイティブも生まれながらに、そう聞いているから使っているだけで「なぜか?」という本質的な理由というか由来までは知らないってことらしい。
確かに日本語でも、「なぜ、そう言うか?」は知らないけど普段の生活で使っている言葉ってありますよね。
例えば、「ちぐはぐ」「とんちんかん」とか・・・・。
ネイティブに「なんで”ちぐはぐ”って言うの?」って聞かれても困ってしまう。それと同じことなんだろう。
ただ、「how come」は省略形で本来は「How did it come about?(どうして、そんなことが起きたの?)」と言うのが正式だとか。豆知識として覚えておくことにしよう。