今回は助動詞の「may」について一緒に学んでいきましょう。
「may」はあらゆる場面でよく使わるマスト・アイテムです!
いくつかの意味がありますが、その中でもぜひ覚えてほしい意味と使い方を5つ紹介します。
Contents
mayを使うときの原則
まずは「may」を使うときの原則ですが、これはもう大丈夫ですよね。
「may」に限らずですが助動詞を使うときの原則はを念のためおさえておきましょう!
原則の型
主語 + may + 動詞の原形
助動詞の後にくつ動詞はいかなるときも100%原形になることを忘れずに!
三単現Sは付けない
通常は主語が三人称の場合には動詞に三単現Sが付きますが、助動詞を使う場合は三単現Sは関係ありません。間違って三単現Sを付けないように注意しましょう。
否定文の原則
次に否定文にするときは、これも「may」に限らず助動詞を使うときは・・・
主語 + may not + 動詞の原形
のように「not」は助動詞「may」のすぐ後に付けます。
~かもしれない
「may」で覚えておくべき1つ目の意味は「~かもしれない」です。
この意味はすでに知っていますよね。この意味として「may」はよく使うのでぜひ覚えておきましょう。
《例文①》
She may come here.
彼女はここに来るかもしれない。
《例文②》
She may not come here.
彼女はここに来ないかもしれない。
《例文③》
It may rain soon.
もうすぐ雨が降るかもしれない。
《例文④》
He may take off work with a cold tomorrow.
明日、彼は風邪で会社を休むかもしれない。
~することもある
2つ目の意味は「~するいこともある」です。
《例文①》
He may fail.
彼でも失敗することもあるさ。
《例文②》
She may get angry.
彼女でも怒ることもあるさ。
~だろう(婉曲表現)
3つ目の意味は「~だろう」です。
これは婉曲といってストレートに言わず、あえて遠まわしにいう表現法です。
《例文①》
The story may be true.
その話は本当だろうよ。
《例文②》
His watch may be expensive.
彼の腕時計は高いだろうよ。
《例文③》
I may be true what he said.
彼が言ったことは本当だろうよ。
~してもよい
4つ目の意味は「~してもよい」です。
この意味で「may」を使うときは注意が必要です。というのは例文をまず見てください。
You may come in.
「入りたまえ。」
日本語訳からして偉そうな言い方に感じませんか?
そうなんです。この意味で「may」を使ってしまうと高飛車な印象を与えています。日常会話でこの表現を使うと、まず「何言ってんだ?こいつ!」って感じで反感をかうので使わないようにしましょう。
使う場面としては会社の上司が部下に言うときぐらいでしょうか。基本、上の立場の人が下の立場の人に言う時に使うことを覚えておきましょう。
~でありますように(祈願文)
< 最後5つ目の意味は「~でありますように!」で使います。これを祈願文といいます。
お祈りを捧げるとき、お願い事をするときに使うのが祈願文です。
「may」を祈願文として使うときの注意点は、下記のように「may」が文頭において疑問文と同じ形になることです。
■「may」を祈願文として使うときの原則
May + 主語 + 動詞の原形 + !
文章として書くときは文末に「!」を必ずつけましょう。疑問文の場合は「?」を付けるので、これで区別が付きます。
祈願文は滅多に使うことはありませんが覚えておいて損はありませんよね。
《例文①》
May you succeed!
君の成功を祈る!(成功しますように!)
《例文②》
May you be peace!
ご冥福をお祈りします。
《例文③》
May she get well soon!
早く良くなりますように!
まとめ
以上、助動詞「may」で押さえておくべき5つの意味と使い方を紹介しましたが、ぜひマスターしておきましょう!
■「may」の5つの意味
- 「~かもしれない」
- 「~することもある」
- 「~だろう」
- 「~してもよいぞ」
- 「~でありますように!」
「~してもよい」という意味で日常会話で使うことはまずないでしょう。というより反感をかうので使わないほうがいいです。
にも関わらずなぜ紹介したかというと、逆に下手に使って失敗しないためです。
祈願文も使うことはまずないかもしれませんが、映画や小説などで使われていることもあるので知っておくと、「おっ!コレはmayの祈願文だな!」ってわかりますよね。
そういう意味でも今回紹介した5つの意味と使い方はぜひ覚えておきましょう!