今回は、「過去完了形」について一緒に学んでいきましょう。

日本人の中には現在完了形よりも過去完了形のほうがむずかしいと感じる人が多いようです。

でも大丈夫です。現在完了形をマスターしたあなたなら過去完了形は簡単に理解しマスターすることができます。

それでは早速いってみましょう!

過去完了形の使い方

現在完了形と過去完了形は考え方はまったく一緒です。

まず下の図を見てみましょう。

現在完了形を表す時間軸(線時制)

現在完了形は「過去の行動もしくは状態」が現在も続いているんでしたよね?

では過去完了形はというと下の図を見てみましょう。

過去完了形を時間軸を使って意味と使い方をマスターしよう

過去のある一点で起きた行動もしくは状態がずっと現在まで続いている「現在完了形」に対して「過去完了形」は上の図のように、

ある過去の一点で起きた行動もしくは状態がずっと現在まで続かず、また別の過去で終わります。

「過去のある一点から別の過去まで」だとややこしくなるので、便宜上は現在から近いほうの過去を「過去」、そして遠いほうの過去を「大過去」と呼びます。

現在完了形の場合は「現在」まで続いているので現在形の「have」を使いましたよね。

過去完了形の場合は大過去の行動もしくは状態が過去で終わっているので過去形の「had」を使います。

《過去完了形の基本形》

 had + 過去分詞

《例文》
He had been a high school teacher until last year.
彼は去年まで高校教師でした。

この例文を解説するので過去完了形の図を見ながら聞いてくださいね。

彼は去年まで高校教師だったということは去年に教師を辞めているわけです。

その去年が図でいうところの「過去」になります。そして、高校教師をスタートしたのが「大過去」になります。

いいですか?もう一度しっかりと図を見てくださいね!

つまり彼は「大過去」のある一点で高校教師をスタートし去年の「過去」で高校教師を辞めて過去で完了しています。だから過去完了なんです。

日本人が過去完了形が苦手な理由は、そもそも日本語には過去完了形という概念が存在しません。

だから「大過去」「過去」という概念も当然ですが存在しないんですね。

では過去完了形を日本語でどう訳したらいいかというと、今から一緒に学んでいきましょう!

過去完了形を実際に使って感覚をつかもう!

過去完了形という概念自体が日本語にはないので訳しようがありません。

強いて訳すなら以下の2つの意味になります。

「ずっと~だった」

1つ目の意味は「ずっと~だった」です。

下記の3つの例文を見て感覚を掴みましょう。

《例文①》
I had been busy until yesterday.
私は昨日までずっと忙しかった。

《例文②》
My father had been public worker until last year.
私の父は去年まで公務員だった。

《例文③》
She had been in bed with a cold until last night.
彼女は昨晩までずっと風邪で寝込んでいた。

「ずっと~していた」

2つ目の意味は「ずっと~していた」です。

これも下記の3つの例文を見て感覚を掴んでいきましょう。

《例文①》
I had drunk with my friends until this morning.
私は今朝まで友達と飲んでいた。

《例文②》
He had played a video game until this morning.
彼は今朝までテレビゲームをしていた。

《例文③》
I had slept all the time until night.
私は夜までずっと寝ていた。

過去完了形で注意すること

過去完了形を使う場合に注意することが1つあります。

それは、大過去でスタートした行動もしくは状態が過去のいつ終わったのかを明確にすることです。

現在完了形の場合は現在まで続いているので必要ありませんが、過去完了形の場合は終わっている(完了している)ので、その終を明確にしなければいけません。

明確にしないと単なる過去形になってしまいます。

「いつ終わった」のかを明確にするために「until」を使います。

「until」の意味は「~まで」ですよね。

過去完了形で表現する場合は過去のいつ終わったのかを明確にするために必ず「until」を使うようにしましょう!

過去完了形の否定文と疑問文

最後に過去完了形の「否定文」と「疑問文」をマスターしておきましょう。

といっても現在完了形とまったく同じです。

《肯定文》
I had been busy until yesterday.
私は昨日までずっと忙しかった

《否定文》
I had not(hadn’t) been busy until yesterday.
私は昨日まで忙しくなかった

《疑問文》
Had you been busy until yesterday?
あなたは昨日まで忙しかったですか

「ね、簡単でしょ?」このように否定文の場合は「had」のすぐあとに「not」を入れます。

疑問文の場合は「had」を文頭に持ってくるだけです。

まとめ

ここまで過去完了形について学んできましたが・・・・

時間軸のいつからいつまでを過去完了は指すのか感覚は掴めましたか?

過去完了形についてまとめると・・・

  1. 過去完了とは、大過去でスタートした行動もしくは状態が過去で終わっているこ
  2. 過去完了形の基本形は「had + 過去分詞」
  3. 意味は「ずっと~だった」「すっと~していた」
  4. 「until(~まで)」を使って終を明確にする

最後にここまで過去完了形について学んできて言うのもなんですが・・・・。

ネイティブは日常会話で現在完了形はよく使いますが、過去完了形はほとんど使いません。

ではどんなときに使うかをいうと何かを時系列で詳しく説明するときなどです。

「だったら必死に理解しようとして損した!!」と言われそうですが、英語のドラマや映画などを見ていると過去完了が使われることがあります。

それにネイティブもめったに使わないにしてもたまに使うときがあるので知らないよりは知っていたほうが相手が伝えようとしていることがより正確に理解できます。

だから知っていて損はないのでぜひ過去完了形をマスターしておきましょう!