今回は「現在完了進行形」についていっしょに学んでいきましょう。
今まで「現在形」「過去形」「未来形」「現在完了形」「過去完了形」について学んできましたが、それらはここではいったん忘れましょう。
今回の「現在完了進行形」はまったく新しいものだと考えて学ぶことがマスターするコツです。
では早速いってみましょう。
Contents
現在完了進行形の使い方
1つ例文を見てみましょう。
《例文》
私は5時間ずっとテレビゲームをしている。
これは、「私は5時間前のある一点からテレビゲームをし始めて、ず~っとテレビゲームをし続けて、今現在もテレビゲームをしている」ってことです。
だから、これは以前に学んだ現在完了形ですよね?これを現在完了形に英訳すると・・・
I have played a video game for 5 hours.
と、ま~こうなりますよね?
ところが、これは間違ってはないけど正解でもないので答えとしては△なんです。
なぜなら、「have」は現在形だけど「played」は過去形ですよね?
ここが過去形だと、すでに「終わってしまった」感じがしませんか?
もう一度、日本語を見てみましょう!
「私は5時間ずっとテレビゲームをしている。」
今度は下の図を見てみましょう!
今現在も「ゲームをしている」となってますよね?この「している」ってどんな雰囲気ですか?
これ以前に学びましたよね!この「している」は「現在進行形」ですよね。
そう考えると・・・
He have played a video game for 5 hours.の「played(過去形)」と、「彼は5時間ずっとテレビゲームをしている。」の「している(進行形)」は相反していますよね?
でも、現在完了形で「I have played a video game」と表現しても文法上は成立しているので間違ってはいないんです。
だけど、私は「過去のある時点からずっとテレビゲームをしていて・・・今もしているんだよ
」といった進行形的な雰囲気が現在完了形では再現できていないんです。
ということで生まれたのが「現在完了進行形」なんです。
では上記の日本語を「現在完了進行形」で表現してみましょう!
まず「現在完了」の基本として「have + 過去分詞」としなければいけません。そして「進行形」的な雰囲気を出すために、その後「進行形」を続けます。
となります。
このように「現在完了形(have + 過去分詞)」を保存したまま、さらに「今~している」という雰囲気を伝える「現在進行形(be動詞 + ~ing)」を付けることで、
「私は5時間ず~っとテレビゲームをしている」
という日本語をしっかりと再現できています。これが「完了進行形」です。
現在完了進行形を使うときの注意点
完了進行形について学んできましたが1つ注意点があります。
というのも、「現在完了進行形」は「完了形の継続用法(ずっと~している)」の代替え的な文なんです。
なので、
「現在完了進行形」を使えるのは、「ずっと~している」という意味のときだけです。
決して他の意味のときには使ってはいけません。
「ずっと~している」という意味のときだけ、
have been ~ing
という形式で現在完了進行を使います。
より理解を深めるために例文をいくつか書いておきます。
私は4時間ずっとテレビを見ている。
I have been learning piano since I was child.
私は子供の頃からずっとピアノを習っている。
He has been sleeping since morning.
彼は朝からずっと寝ている。
She has been studying English for 5 hours.
彼女はかれこれ時間ずっと英語の勉強をしている。
My mother has been cleaning the kitchen since this morning.
私の母な朝からずっと台所の掃除をしている。
I have been wanting to see you.
私はずっとあなたに会いたいと思っていたんです。
どうでしょうか?現在完了進行形の感覚は掴めましたか?
もし日常で「ずっと~している」と感じたときは、ぜひ「have(has) + been + ~ing」の現在完了進行形を頭の中でイメージして作ってみましょう。
とにかく時制もそうですが、英会話を上達させるコツは「とにかく使ってみる」ことです。
「この時は現在完了形だな」
「これは過去完了形だ!」
「これは現在完了進行形で表現できるな!」
といったように、とにかく英文を自分で作ってみることです。
私は友達に英語を話せる人がいなので、なかなか覚えた英語を話す機会がありません。
でも、普段一人でいるとき、通勤中ときに「ふと思ったこと」を「これ英語で言うと何ていうかな?」と自問自答して口に出したり、頭の中でイメージしながら作ってみたりしています。
ぜひ、どんどん自分で英語を作って、使っていきましょう!