今回は日本人がもっとも苦手とする「現在完了形」についてです。

何を隠そう私も現在完了形はさっぱりでした。

でもこの現在完了をマスターしないとネイティブとの自然な会話なんて不可能なんです。

それではさっそく一緒に現在完了形をマスターしていきましょう!

現在完了形をマスターするコツ

いよいよ日本人が苦手な現在完了形について学んでいきます!
と、その前に、現在完了をマスターするために必須のコツを伝えておきます。

覚えてますか?学校では先生からこう習いませんでしたか?

「現在完了形は”have”+”過去分詞”ですよ!」
「そして現在完了形には、完了、結果、経験、継続の4つがあって・・・・。」

と、ま~こんな感じでまるで公式を暗記して覚えたんじゃないでしょうか?

この学び方は試験で良い点数を取ろうとするならいいですが、残念ながらネイティブと自然な会話をする上では役にたちません。

なぜなら、これだと「どういうシチュエーション」で「何を伝える」ときに現在完了を「どう使って表現すればいいか」がわからないからです。

つまり現在完了形は公式を暗記してもまったく使い物にならないんです。

まず現在完了形を理解する上で重要なのは「時間軸」です。

時間軸とは、「現在」「過去」「未来」といった時間を軸を使って表したものです。

英語の時制(時間軸)

そして現在完了形を使いこなすためには公式を「覚える」のではなく、伝えたいことが時間軸の「いつ」「どこ」を指しているのかをしっかりと感じることなんです。

まずはこのことを念頭において、これから私が伝えることを読みすすめてくださいね。

これからご紹介する内容は、現在完了が大の苦手だった私が実際にマスターした方法です。

「なるほど!こういうことだったのか!」

と、きっとあなたも現在完了を根本から理解できでしょう^^

それではさっそく行ってみましょう!

現在完了形のニュアンスを感じてみよう!

まず現在完了形ってどういうものなのか、ニュアンスをなんとなくでもいいので掴んでみましょう。

以下に現在完了形の一文がありますが、あなたならこの文をどう訳しますか?

The airplane have crashed into the mountain.

ちなみに私は・・・

「飛行機が山に墜落した。」

と訳しました・・・・。

私だけでなく、おそらく多くの人が私と同じように訳したんじゃないですか?

これは大間違いです(汗)

《正解の訳》
「飛行機が山に墜落して、今も炎上している。」

これがこの現在完了の一文の正しい訳し方です。

※「crash into ~」で「~に衝突する、墜落する」という意味になります。

といっても「”炎上している”なんてどこに書いてあるの!?」と思ったでしょ?

どこにも書いてません。でもこれが現在完了の訳し方なんです。

その理由をわかりやすく説明すると・・・

現在完了形とは「過去」と「現在」まで続く「行動もしくは状態」を意味します。

もっと噛み砕いていいます!図を見てください。

現在完了形を表す時間軸(線時制)

現在完了形とは、過去のある一点で起きた行動もしくは状態が、今現在も同じ行動をしている、もしくは同じ状態が続いているってことです。

過去の一点から今現在まで線で続いているので、これを「線時制」と言います。

現在形、過去形は過去のある一点で起きた状態もしくは行動を表しましたよね。現在完了形は過去から現在まで続く行動もしくは状態を表す。

点時制(過去形・現在形)とは?
つまり点ではなく線なんです。なので現在形、過去形の「点時制」に対して現在完了形は「線時制」なんです。

そしてネイティブは「have crashed」を聞くと「衝突して今現在もその状態が続いているんだ。」という感じを掴んでいるんです。

残念ながら日本にはこの現在完了の線時制という概念そのもがありません。だから「have crashed」と聞いても、そのニュアンスを感じとることができないんです。

でもネイティブには現在完了の線時制の概念があるので「have crashed」と聞けば、「衝突した状態がずっと続いて今もなお続いているんだ」というニュアンスを感じるとることができるるわけです。

だから・・・

The airplane have crashed into the mountain.

を訳するときは、「crashed into」は「墜落した」という過去形ですよね?また墜落したんだから完了してますよね。

言葉で説明するとわかりづらいですが、「墜落し終えた状態」と言えば完了したニュアンスが伝わりますかね?

過去分詞の意味は2つありますが、1つは「~された(状態・行動)の”受身”」と2つ目は「~し終えた(状態・行動)の”完了”」があります。

だから「haveの”現在形”」と「crashedの”過去分詞”」で現在完了形になるってことです。

つまり「過去の一点で墜落したけど(完了)、その状態が今現在も続いてますよ(現在形)」ってことです。

ちょっとくどかったですかね(汗)

では”くどい”ついでにもう1つ例文を出しますね^^

I have been a high school teacher for 5 years.

ちなみに、これを点時制の過去形にすると、

I was a high school teacher for 5 years.

となり「私は5年間高校教師をやっていた。」という過去の一点の状態を表します。

しかし現在完了形の場合は「have been a high school teacher」という形になりますよね。

これを分解すると「haveという現在形」と「been a high school teacherという過去分詞」からなります。

つまり「高校教師だった」という過去の状態が今現在も続いているので、この例文の正しい訳し方は、「私は5年間、高校教師をしています。」となります。

ではこれはどうでしょう?

  1. I have been learning the guitar for 2 years.
  2. I have beeb a high school student for 2 years.
  3. He has got canser for 3 years.

《正しい訳し方》

  1. 「私は2年間ギターを習っていてる
  2. 私は2年間高校生をやっています。
  3. 彼は3年間ガンを患っている
②は、つまり「高校2年生」ってことですよね。そして③は「3年前にガンを患い今現在も闘病生活を送っている」というニュアンスを感じ取らなければいけません。

現在完了形を実際に使ってみよう!

現在完了形には「完了」「結果」「経験」「継続」の4つのニュアンスががあり、それぞれを「線時制」で表現します。

実際に現在完了を使って感覚を掴んでみましょう。

まず4つのニュアンスを掴みましょう。

  • 完了=「すでに~してしまった。」「ちょうど~したところだ。」
  • 結果=「~してしまった。そして今も~だ。」
  • 経験=「~したことがある」
  • 継続=「ずっと~している」

それではさっそく現在完了形を実際に使って感覚を掴んでみましょう!

完了・継続「~してしまった。」

I have finished my work.
私は仕事を終えてしまった。

I have lost my wacth.
私は時計をなくしてしまった。

I have just ate dinner.
私はちょうど夕食を食べ終えたところです。

「完了」と「結果」はニュアンス的には似ているので違いがわかりにくいですが、どちらも「過去に行った行為」「過去に起きた出来事」が今現在も続いている状態です。

基本的には「完了」「結果」はニュアンスは同じだと覚えておいてOKです。

《補足》
例えば・・・
I have lost my wacth.
という文があります。

I lost my wacth.
という過去形だと「時計をなくした」ことはわかるが今現在はどうなのか相手にはわかりません。

そこで,
I have lost my wacth.
と現在完了で表現すれば、「時計をなくした」という結果が今現在も続いている、つまり「時計なくして、今も見つかってないんだな・・・。」ということが相手に伝わります。

※現在完了形では「already(すでに)」や「just(ちょうど今/たった今)」を使うことが多いです。

例えば、「ちょうど今仕事が終わったところだ。」と言いたいときは・・・
I have just finished my work.

「すでに仕事は終わっているよ。」と言いたいときは・・・
I have already finished my work.

経験「~したことがある。」

「経験」は例えば、
「I have been to a trip to Paris.」は「私はパリに旅行に行ったことがあります。」ですよね。つまり、「パリへ旅行した経験をもったまま今も生きている」ってことです。

He has been to a Hawai.
彼はハワイに行ったことがある。

I have met her befor.
私は彼女に以前会ったことがある。

継続「ずっと~している。」

「継続」はそのままですね。「過去に行った行動、起きた状態が今現在も継続している」ってことですよね。

My grandfather has been sick in hospital since last month.
私の祖父は先月から病気で入院しています。

過去完了形の「否定文」「疑問文」

以下の例文を見てみましょう。

過去完了形を否定文にする場合は、「have」のあとにすぐ「not」をもってきて「have not(haven’t)」とします。

そして疑問文の場合は、「have」を文頭にもってきます。

例文①
《肯定文》
I have finished my work.
私は仕事を終えてしまった。

《否定文》
I haven’t(have not) finished my work yet.
私はまだ仕事を終えていない。

《疑問文》
Have you finished your work yet?
あなたはもう仕事を終えてしまいましたか?

※現在完了形の否定文、疑問文では「yet」を使うことが多い。必ず使うというルールはありませんがネイティブはよく「yet」を使うので覚えておこう!

ちなみに「yet」は否定文で使う場合は「まだ」、疑問文で使う場合は「もう」という意味になります。

例文②
《肯定文》
He has been to Hawaii.
彼はハワイに行ったことがある。

《否定文》
He hasn’t(has not) been to Hawaii.
彼はハワイに行ったことがない。

《疑問文》
Has he been to Hawaii?
彼はハワイに行ったことがありますか?