今回は助動詞の「shall」「should」「need」の意味と使い方をマスターしていきましょう!

これら3つの助動詞もよく使われ、中には使うときにコツが必要なものもあります。

そして「should」のように学校で間違った意味を教えられて使っている助動詞もあります。

この機会に「shall」「syould」「need」それぞれの正しい意味・ニュアンスを学んで正しく使えるようにしておきましょう!

shallの意味と使い方

助動詞「shall」は日常でもよく使うので基本的な意味と使い方をしっかりとマスターしておきましょう。

ただ、「shall」は使うときにコツというか注意が必要です。

というのは、主語が一人称か二人称・三人称かで意味が全く違ってくるからです。

どういうことか例文を見てみましょう!

主語が1人称の場合

まず主語が1人称の場合は強い意志未来を表し、「~しなきゃ」「きっと(絶対)~する」といった意味で使われます。

《例文》
It’s late.I shall go home.
遅くなったな。もう帰らなきゃ。

日本語の意味としては「must」と同じと思うかもしれませんね。もちろん「must」でも問題ありませんが「shall」はより強い決意を表します。

日常では「shall」を使うほど強い決意を表すことは少く「must」を使うことが多いですが、何がなんでも「~しなきゃいけない」という状況になったときは使ってみましょう。

えば、あなたが窮地のときに誰かが救ってくれたとします。彼が助けてくれたからこそ今の自分がいる。まさに人生の恩人ですよね。そんなときは彼に対して・・・

I shall never forget your kindness.
私は決しておなたの御恩を忘れません。

という気持ちになりますよね。

に友達が困っているときに・・・

I shall help you.
俺が必ずお前を助けてやるから!

と言えば相手はあなたの強い決意を聞いて安心してくれるでしょう。

主語が2人称・3人称の場合

次に主語が2人称・3人称の場合は「運命的未来」といって「~することになる」という意味で使います。

運命的という言葉が使われていることから・・・

  1. 運命でそうなることはすでに決まっている
  2. そうなることは必然で抗うことのできない

といったことを表すときに使います。

このように運命的未来で使う「shall」はオーバーな表現なので日常で使うことはまずないかもしれませんね。

ただ、映画や小説では運命的未来の意味で「shall」が使われていることがあるので知っておいて損はないです。

《例文①》
People shall die.
人は死ぬ定めだ。
《例文②》
I shall return.
私は必ず戻ってくる。

これは太平洋戦争時にフィリピンに駐留していた米国司令官のダグラス・マッカーサーが日本軍の襲撃を受け、やむなく仲間を残して自分一人脱出をするときに残した言葉です。

中には「I will return.」ではダメなの?と思う人もいるでしょう。確かに意思未来を表す意味では「will」も「shall」も同じでしょね。

ただ「will」は以前紹介しましたが、その場で決めた未来を表すときに使うものでしたよね。

つまり「I will return.」だと、その場でポッと思いついた言葉みたく軽く聞こえてしまう。

そこでマッカーサー残していく仲間を「決して見捨てない!」「仲間をなんとか奮い立たせたい」という気持ちから強い決意を伝えるために「I shall return.」と言ったのです。

《例文③》
You shall not pass!
お前は通させぬぞ!

これは映画ロードオブザリングの第1作「旅の仲間(指輪の仲間)」で悪鬼バルログに対して魔法使いのガンダルフが言い放った言葉です。

直訳すると「お前は通る運命にない」ですが、意訳するなら「お前には、ここを通させぬ!」でしょうか。

shouldの意味と使い方

次もよく見かける助動詞「should」です。

「should」には2つの意味があります。

~した方がいい

まず1つ目の意味は「~した方がいい」です。

中には「あれ?!”should”って、”~すべきだ”って意味じゃないの?」と思ったのでは?

実はこの意味がすでに間違っています。実際にネイティブが「should」を使うときは「~した方がいいよ」ぐらいの優しい言い方をするときに使います。

《肯定の例文》
You should study for exam.
テスト勉強はした方がいいよ。
《否定の例文》
You should not go out now.
今は外に出ない方がいいよ。

このように「should」は「~しない方がいいよ」というように軽いニュアンスで使います。

「ought to」「be supposed to」との違い

「should(~した方がいい)」と同じ意味で使われるのが「ought to」と「be supposed to」です。

細かく言えば微妙な違いがありますが、英会話をする上では気にするほどの違いはないのでどれを使ってもまったく問題はありません。

実際にネイティブが使う頻度としては、「should」と「be supposed to」が多く「ought to」はあまり口語では使いません。

ただネイティブでも人によってどれをよく使うかは個人差があるので念のため3つとも覚えておくと困ることはありません。

■肯定文「そろそれ家に帰った方がいいよ。」
You should go home now.
You ought to go home now.
You are supposed to go home now.
■否定文「今は帰らない方がいいよ。」
You should not go home now.
You ought not to go home now.
You are not supposed to go home now.

「ought to」を否定文にする場合は「ought」に「not」を付けるというのではなく英語では「to」の直前に「not」を付けるという決まりがあるので「ought not to」となります。

~するはずだ

「should」の2つ目の意味は「~するはずだ」という「推測」の意味合いで使います。

そして「should」はこの意味で使うことが圧倒的に多いです。日常会話だけではなくメールなどでもよく使われるので覚えておきましょう。

《例文①》
He should come here soon.
彼はもうすぐここに来るはずだ。
《例文②》
I should pass the exam.
私は試験に合格するはずだ。
《例文③》
She should call me soon.
もうじき彼女から電話があるはずだ。

もし「彼がここに来る」ということに100%確信が持てれば「He comes here soon.」で言い訳でが、まず間違いなく来るとは思うけど100%の確信が持てないとき、願望も込めて表現するときに使います。

ちなみに「can」「may」も同じ感覚で使うのでわかりやすいように比較してみましょう!

  1. should(~するはずだ)
  2. may(~だろう)
  3. can(~する可能性がある)

どれも自分の推測を表現する場合に使う助動詞ですが推測の度合いが違います。

推測度の強さで言えば「can」⇒「may」⇒「should」の順に推測度は高くなります。

3つの中では「should」はもっとも推測度が高く、ほぼ100%に近い確信がある場合に使います。

「きっと~するはずだ!逆に~しないとおかしいだろ!」ぐらいの感覚で使っています。

「had better ~」を使うときは要注意!

中学校では「had better ~」は「~した方がいい」という意味ですよ!と習いませんでしか?

実は「had better」を「~した方がいい」という意味で使うと大きな誤解や反感をかうので使うときは要注意です。

《例文①》
You had better go home now.
今すぐ家に帰るべきだ!

実際にネイティブが「had better」を使うときは「~すべきだ!でないと大変なことになるぞ!」ぐらいの強い意味で、半ば強制的なニュアンスで使います。

しかも相手を脅したり、警告するとき、親が子供を叱るときに使うので日常で「had better」を使うシチュエーションはほとんどありません。

間違っても仕事の商談で

「You had better sign this contract.」

なんて言ってはダメですよ!絶対に。

日本人はこの文を「この契約書にサインした方がいいですよ」ぐらいの優しい意味で使ってしまいがちですが、これは大間違いです。

実際のネイティブが受ける印象は「この契約書にサインした方がいいぞ!でないとオマエは大変なことになるからな!わかってんだろうな!」ぐらいの脅迫じみた言い方に取られます。

試しに翻訳アプリで「この契約書にサインしたほうがいいですよ。」を試してみると「You had better ~」になりますね。恐ろしい・・・(汗)

「この契約条件ならあなたにとってもメリットがあるので、契約してみてはいかがですか?」ぐらいのニュアンスで伝えたいのであれば・・・

正解は「You should sign this contract.」ですからね。

決して間違えてはダメですよ!

「had better ~」を否定文にするときの注意点

「had better」を否定で使う場合は下記のように「not」の場所に注意しましょう。

「had better」を否定文にする場合は「not」の位置に注意しましょう。間違っても「didn’t have better」としないように!

「had better」で1つの助動詞とみなすので「not」は例文のように「had better」の直後に付けるようにしましょう。

《例文①》
You had better not go home now.
今は家に帰らない方がいいぞ!
《例文②》
You had better not do that.
そんなことしちゃダメ!

このフレーズは親が子供を叱るときなどに使うことがあります。参考までに覚えておきましょう!

以上「had better」について学んできましたが・・・

前述したように「had better」は脅迫的なニュアンスを含む表現なので「should」との使い分けに自信がない場合は使わない方がいいです。

使うときは絶対に使うシチュエーションを間違えないようにしましょう!

needの意味と使い方

最後に「need」の意味と使い方についてです。

「need」は動詞のイメージが強いですが助動詞としても使うのでいざというときのために覚えておきましょう。

ただ「need」を助動詞で使う場合は否定文や疑問文で使うケースが多く肯定文で使うことはほとんどありません。

念のため「肯定文」「否定文」「疑問文」と3つの使い方をおさえておきましょう。

《肯定文》
You need come so early.
あなたはかなり早く来る必要がある。
《否定文》
You need not come so early.
そんなに早くくる必要はないですよ。
《疑問文》
Need I come so early?
そんなに早く来る必要がありますか?