英語の時制の一致を超簡単に覚えるコツ
中学校の時、英語の授業で「時制の一致」について習ったのを覚えていますか?

この時制の一致、おそらく多くの人が悩まされたのではないでしょうか?そこで、今回は英語における時制のルールを分かりやすく解説していきます。

日本人はなぜ英語の時制が苦手なのか?

早速、英語の時制のルールについて始めて行こうと思ういますが、その前にまず知っておいてもらいたいことがあります。

それは、「そもそも、なぜ日本人は英語の時制が苦手なのか?」ということです。

不思議なことに、英検やTOEIC取得者でも時制に苦手意識があったり、間違えることがあります。

もっと言うと、英語を教えている学校の先生や塾の講師ですら「英語の時制」をしっかりと理解できていないことがあります。

その理由は、日本人は普段話すときに時制をまったく気にせずに話しているからです。

なぜなら、日本語には時制の概念がないので現在、過去、未来をごちゃまぜにして話します。

例えば

①「今日は海に行ったら気持ちいいだろうね!」という文を見てみると・・・
■海にいった⇒過去
■気持ちいい⇒現在

②「今、京都に着いたんだけど京都の町並みはキレイだね。」
■京都に着いた⇒過去
■キレイだね⇒現在

このように現在、過去を自由に行き来するのが日本語の特徴です。

つまり、日本人は会話において「現在」「過去」が1文の中で混ざっていても会話の意味や意図がお互いに伝わるので気にする必要がないわけです。

しかし、英語圏では時制(現在・過去)が混ざっていると会話の意味や意図が伝わりません。だから英語においては時制のルールを必ず守って会話しなければいけないという大原則があります。

英語の時制を簡単に覚えるコツ

それでは英語の時制を覚えるコツから始めていきましょう。

コツは簡単で、時制についてシンプルに考えるってことです。シンプルに考えるとはどういうことかと言うと・・・・

あなたも英語の時制について勉強しようと参考書を買ったり、ネットで「英語 時制の一致」と検索していろんなサイトを見た経験があると思います。

それらを見てみると、簡単と言っておきながら・・・・

「英語の時制には大きく分けて3種類あって・・・」
「現在形、過去形、未来形の3つがあります。」
       ・
       ・
       ・
「そしてそれぞれに進行形、完了形、完了進行形がるので全部で12種類!」
「たった12種類覚えておけば、英語の時制は完璧です!」
「1つ1つ分かりやすく言うと・・・・」
       ・
       ・
       ・
っていう感じで、それぞれについて図解などを交えながら具体的に細かく書いていますよね。

参考までに時制の12種類を言っておくと・・・

1.現在形
2.過去形
3.未来形
4.現在進行形
5.過去進行形
6.未来進行形
7.現在完了形
8.過去完了形
9.未来完了形
10.現在完了進行形
11.過去完了進行形
12.未来完了進行形

となります。

これら12種類を1つ1つ丁寧に解説してくれているんだけど、読み進めていくと・・・

「なんか、小難しいな・・・。」
「いやいや、これ全部覚えきれねぇ~よ・・・。」

と、あなたも感じたことがあるかもしれません。結局、分かったようで分からずじまいで挫折した人もいるのではないでしょうか。

仮に、12種類を覚えたとしても、いざ英会話をするときに果たしてとっさに時制を意識してちゃんと話せるかと言うと、おそらく難しいのではないかと個人的に思います。

それぞれの形式を事細かく覚えることは大切だけど、それよりも「なぜ、時制を守らなければいけないのか?」という本質的な部分が大事です。

そして時制の本質を学ぶには、もっともっとシンプルに理解することが大事です。シンプルに考えれば、覚えるのは簡単です。

英語の時制の大原則(基本ルール)

英語を話すときに必ず守らなければならないルールが2つあります。

《時制のルール①》
あなたが今話している内容が、本当が「いま・ここ」のことなのか、「過去」のことなのか、「未来」のことなのかがしっかりとわからないとダメ。

《時制のルール②》
一旦、自分が過去のことを話し始めたら勝手に現在に戻ってダメ。過去のことを話し始めたら、ずっと過去でないとダメ。

この2つのルールを守ればいいだけです。

だから、英語の時制のルールを覚えるにあたって意識することは、あなたがいまから話す内容が・・・

「いま・ここ」について話しているのか?
「過去」について話しているのか?

ということです。そして、あなたが・・・・

現在のことを話し始めたら最後まで現在のことを話す。
過去のことを話し始めたら最後まで過去のことを話す

という大原則を守ればいいんです。

こう言うと、あなたは「未来形は・・・?」と思うかもしれませんね。

学校でも塾でも、英語の時制には「現在形」「過去形」「未来形」の3つがあると習ったと思います。私も、そう教えられました。

でも、実は英語には「未来形」という形式はありません。「えっ!?」っと思うかもしれませんが、未来形という形式はないんです。

こう言うと、「willって未来形でしょ?」ってなりますよね。

確かに「will」ってありますよね。でも英語において「will」は形式上は「現在形」です。そして、過去形は「would」になります。

この大原則さえ覚えておけば、「現在完了は・・・」「過去進行形は・・・」なんて1つ1つ理屈を頭に叩き込まなくても大丈夫です。

だって、12種類を1つ1つ細かく理屈を覚えて時制について12個の引き出しを作ったところで、会話中に12個の引き出しを瞬時に使い分けれますか?

もちろん瞬時に使い分けれる人もいるでしょう。中には瞬時に使いこなせるようになるまで「繰り返し学習して慣れよう!」という方もいるでしょう。

でも、悲しいかな・・・。今現在、英語を学んでいる人の多くは普段の生活でそれほど英語を使う機会が少ないのではないでしょうか?

英語圏に住んでいたり、ネイティブの友達がいる環境なら可能でしょうけど、正直、私はそういう環境にありません(涙)

受験では、正直にいってこの学び方ではダメだと思いますが・・・・。

ただ、受験するために学んでいる訳ではありませんし、目的はネイティブと自然に会話できるようになることですから。

シンプルに理解して最低限のルールを覚えることが実はネイティブへの最短ルートかもしれませんね。

時制のルール《実践編》

英語における時制の大原則は覚えましたか?

もう一度言うと、今からあなたが話そうとしている内容が「現在」のことについてか、「過去」のことについてか。

話す内容が「現在」について話し始めたら最後まで「現在」で話す
話す内容が「過去」について話し始めたら最後まで「過去」で話す

でしたね。

以下の2つの例文を見てください。 

■例文①
I think that she is lovely.
《彼女は素敵な女性だと思う》

■例文②
I thought that she was lovely.
《彼女は素敵な女性だと思った》

具体的に解説すると、

「I think」「I thought」の部分 = 主節
「that」以下の部分 = 従位節

と文法的に言います。

例文①②ともに主節で使っている動詞は「think」ですよね。

例文①は「think(思う)」と現在形、つまり現在のことについて話し始めているので、次に繋げる節(文)も現在形でないとダメです。

よって主節の次にくる従位節も現在形でなくてはいけないので「she is lovely」と現在形なります。

例文②は「thought(思った)」と過去形になっていますよね。よって主節の次にくる従位節は過去形でないとダメです。

よって従位節を見ると「she was lovely」と過去形になっています。

ここで、勘違いしてはいけないことは、その会話で話すこと全てが一致しないとダメだということではありません。

ある話題、事柄について話す場合は時制のルールを守る。その話題が終わって、別の話題に移れば、そこでまた時制のルールを守るといった感じです。

会話の始まりが「I think that she is lovely.」で始まったからといって、その後に話す話題もすべて現在形で話さないダメだということではないので注意しましょう。