今回は前置詞の第24弾「till」「until」についていっしょに学んでいきましょう!
日本語では「~まで」という意味で使われる前置詞ですよね。
ただ「~まで」という意味だと以前学んだ前置詞「by」があります。
「till」「until」「by」は日本語訳としては同じ意味ですがニュアンスは全く違います。
今回は「till」「umtil」「by」を正しく使い分けれるようにしていきましょう!
「till」「until」のイメージと意味
まず「till」「until」がもつ基本的なイメージは・・・
時間の流れの中である時間帯の最終点を表します。
つまり「till」「until」は時間を表現する場合に使われる前置詞です。
ある時間帯の最終点を表すということは、
つまりある時間帯が最終点まで継続していたということです。
上のイラストを見てもらうとわかるように、
ある時間帯が最終点まで続いている状態を表します。
といってもピンとこないですよね?
例えば
夜中までずっとテレビを観た。
この文を具体的に解説すると・・・
私は「テレビを観る」という行動をおこし、その時間帯がある最終点まで継続されましたわけです。そしてこの文で言う最終点は「夜中」を指します。
簡単に言うと・・・
私がテレビを観た時間帯の最終点は夜中ってことです。
つまり「私は夜中までテレビを観た。」ってことですね。
あくまでも「till」「until」のイメージを掴んでもらうために具体的に解説しましたがイメージとして覚えるときは
行動や状態がある時間までずっと継続している
とイメージしてきましょう。
このイメージから「till」「until」の意味は
~までずっと
と訳すことがほとんどです。
イメージ通りの意味なのでわかりやすいですね。
「till」と「until」の違いは?
「till」「until」のイメージと意味がわかったところで1つ気になるのが両者の違いですよね。
結論から言うと「till」も「until」も意味やニュアンスはまったく同じです。なのでどちらを使ってもまったく問題はないってことです。
ただネイティブが実際に「till」と「until」をどう使い分けているかというと・・・
一方、「until」はフォーマルな印象があるのでビジネスシーンでは「until」がよく使われます。他にも論文などの文章でも「until」を使うことが多いです。
とは言ってもどちらを使っても意味やニュアンスは同じなので気にせず使いましょう。
1つ注意してほしいは綴りです。
「till」は「l」が2つだけど「until」は「til」と「l」が1つです。文章として「until」を使う場合はその点だけ気をつけましょうね。
それでは例文を見ながら「till」「until」の使い方をマスターしていきましょう!
《例文①》
I work till 8 every night.
私は毎晩8時まで(ずっと)働いている。
《例文②》
This store isn’t open till 10 o’clock
このお店は10時まで開かない。
《例文③》
Let’s stay here until rain stops.
雨が止むまでここにいましょう。
以上「till」「until」の例文を3つあげてみましたが使い方は掴めましたか?
「till」と「by」の違いと使い分けをマスター!
最後に「till」「until」と「by」の違いについてです。
日本語では「~まで」という意味で使われる前置詞ですよね。でも両者はまったく違う意味・ニュアンスになるので注意が必要です。
結論から言うと・・・
「till」は行為や状態が「ある時間まで継続している」のに対して「by」は行為や状態が「ある時間までに終わる」イメージです。
「till」・・・ 期間(~までずっと)
「by」 ・・・ 期限(~までに)
といったように使い分けます。
《till・untilの例文》
I studied until dinner.
私は夕食まで勉強した。
《byの例文》
I have to call him by Monday.
月曜日までに彼に電話しないといけない。
日本語としての意味は同じなので間違って使いやすい前置詞ですが両者がもつイメージを掴んでいれば惑わされることはありません。
イメージをしっかり掴んで正しく使い分けれるようにしましょうね^^